■海外旅行記 ●北米/ハワイ ●中近東 ●アジア ●ヨーロッパ ■掲示板 ■Home
■世界遺産 ●中南米 ●アフリカ ●オセアニア
●南極/北極


●アルジェリア
タッシリナジェール・カスバ

2007年4月28日-5月10日 【地図】  【旅行日程】  【Google Earth 座標】  【装備品】
 個人旅行では結構行っているようでしたが、ツアーが再会したとのことで早速申し込み。世界不思議発見でも紹介されたりしたせいか、ちゃんと催行となった。と思っていたら、4月11日にアルジェでテロ。しかも予定していたホテルの近くとかでホテル変更。カスバもちょっと怪しいかも?。
 旅行準備は、出発前日に数日分の着替え程度を放り込んで、後は砂漠のまっただ中ということもありGPSの時操作に慣れることぐらい。電池の持ちなどいろいろ試し、予備は十分だったんだけど・・・

前半
アルジェリア入りー黒セファール
後半
白セファールー帰国

■ 後半 ■

5日目(5/2)、セファールの朝
 朝、日の出前に起きて、ロックフォレストの頂上に登れる場所を探す。岩の上に登ると、我々はロックフォレストのまっただ中にいるのがよくわかる!。上から見ると迷路のようだ。ここで迷ったら大変だ!。日の出(5時51分)を拝んだ後、さっさとトイレもすませ一旦テントに戻る。

 モーニングコールは6時。6時半からいつもの簡単な朝食とペットボトルの配給。気温は20度程度ですがすがしい。7時に出発。今日から、いよいよ本命のお出ましだ。しかし、雲一つない空!。


セファールの朝 gallery


朝食と配給のペットボトル


朝食メニューは同じ

 西に向けて歩く。ティンアボティカを目指す。2時間ほどのロックフォレストトレッキングだ。道は砂の道だったり岩場だったり!、ほんとに初日の靴の修理がありがたい!
壁画目指して進む gallery
途中、奇岩を眺め、岩場で休みながら進む

5日目(5/2)、ティン・アボティカの壁画
 歩くこと、2時間ぐらい、9時頃にティン・アボティカの最初の壁画に到着。ここには、よく紹介されている
等身大の射手壁画など。白い巨人と比べると描き方は写実的といっていい!。壁画のあるところは、ちょうど日陰にもなるので休息も兼ねる。移動はやはり炎天下の下、熱い、が、まだ元気いっぱいだ。

gallery
ティン・アボティカの壁画 壁画 34, 35 ,36 ,37

 まだ壁画はいっぱいあるようだ。ほんとうに全部案内するつもりらしい。壁画ばかりで飽きたら?、周りの景色でリフレッシュしよう!。同じような壁画も多いが、そろそろ小さな違い等にも注意を向けながら観賞していく。ティン・アボティカの壁画がここでおしまいだ。

 もう日が高くなってきた。また、灼熱の大地の上を次の壁画目指して移動。
      gallery

 gallery
ティン・アボティカ
最後の壁画 壁画 38

景色も抜群!


5日目(5/2)、ティン・タザリフトの壁画
 ティン・アボティカから30分ほどでティン・タザリフトに到着。アーチ歩くこと、ここでは、2カ所の壁画。狩りのシーンが多いが、特に、
船に乗った射手が有名。どうも戦いのシーンらしい。

gallery 壁画 39,40

gallery 壁画 41, 42 ,43

 タザリフトの壁画はあちこちにあり、ちょっと見ては移動を繰り返す。
 牛の放牧や人の群れが多いが、たまに、かわった壁画やきれいに描かれた壁画も出てくる。

gallery
壁画 44, 45, 46, 47

gallery
壁画 48, 49, 50

壁画に鈍感になったら
景色で頭をリセット!

gallery
壁画 51, 52, 53, 54


違う時代の重書きとか・・・

gallery
壁画 55, 56, 57, 58, 59
お産の壁画等
 ここ(左のgallry)には、お産のシーンがあったり、これまでにない動物も描かれている。

 そして、いよいよ本日午前(11:30頃)のハイライト、
泳ぐ人、だ。壁画は大きくくっきり描かれていて、近づいていく途中からもうそれと分かった。しばし、ここ(川があった?)で休憩もかねてじっくり見る。

 11時半頃だ。結構、歩いてきた。

gallery
壁画 60, 61

泳ぐ人!

ティン・テフェリエストとセファールの壁画
 ティン・タザリフトからセファールに戻る途中は、あまり日陰も無く炎天下、ついでに、真昼、の中を歩いて移動。途中、テフェリエストで休憩がてら壁画を観賞。

  岩陰で休憩  移動中で初めての動物、トカゲ

 休憩を挟みながら30分ほどで午前中最後の壁画に到着!。なんとセファールキャンプ地のすぐそばだった。ここはいろんな時代の壁画がたくさん入り交じっている。中にはユーモラスな絵があったり、初めて植物が出てきたり、不思議な絵等も。場所はキャンプ地のすぐそばなのでゆっくり見る。しかし、本音は、はあ、やっとトレッキングが終わった!。なんか、一安心!、ってところだ。

 キャンプ地で休憩をとったのは、12時半だ。朝から4時間弱、お疲れさま。いよいよ午後は本旅行、最大のハイライトが待っている。しっかり昼寝して休んでおこう!。、っとその前にお昼!。























gallery 壁画 62, 63


5日目(5/2)、昼食とお昼休み
 炎天下、雲一つない砂漠の中を移動。やっと昼食(13時頃)。パスタとゆで卵と野菜の盛り合わせだ。コックさんの美的感覚は文句無し。きれいに盛りつけてある。1時間ほどで食事は終わり。あとは夕方まで自由時間、といっても、歩き回る人は無く、思い思いの場所で午前中の疲れを取る。午後の出発は15時頃の予定。

 さすがにテントの中は炎天下でサウナ状態!。本や枕等暇つぶし/昼寝の小物を取り出すと、大きめの日陰を探してそこに陣取る。下が大きな岩の板状だと日陰であればひんやりしている。風はほどよく吹いていてこれも涼しい。しかし、太陽と日陰の移動を考えて場所を選ばないと、うとうとしているうちに暑くなるので場所選びはしっかりと!。



 ふと空を見上げると、ここに来て初めての雲を発見!(右写真)。海から遠いし川が近くにあるわけでもなく、この水分はどこからでてきたのだろうか?。しかし、数分もしないうちに消滅!。

 その他注意点:裸足で日の当っている岩場を歩かない事!、絶対やけどします、それくらい日向は暑い!。


おっ、雲!


と思ったらすぐに消えた


5日目(5/2)、午後、白セファール
 15時頃、予定通り出発。砂地が多く白セファールと呼ばれている地域だ。午前中は日陰がない見晴らしのいいところを進んだが、白セファールは下は砂で背の低い峡谷の間(しかも歩く通りは狭い)を縫うように歩いていく。まるで迷路だ。はぐれたらたいへんだ。時間があれば、どこかで頂上に登ってみたいくらいだ。

 10分ほどで、午後の最初の壁画。家族団らんの絵や白い人等。キャンプ地のすぐそばにこれまた壁画がいっぱい。しかし、白い巨人に心が動いている。いつで会えるのか?。まだ出発してから20分ほどしか経っていない。しかし、・・・


gallery 壁画 64, 65, 66



子供の頃から
思いのある場所で
記念写真

本で知ったのが
13歳ぐらい
今47歳だから
なんと35年かかった?
 遠目にもう白い巨人と分かる壁画が見えてくる!。ちょうど進む道の真正面に見えてくる。ガイドのセンスだろうかいい演出(コース取り)だ!。足取りも早くなる。別に壁画が逃げる分けないのだが、急ぎ足になる。やあ、とうとう来ましたね、白い巨人!。

 ここでしばし思いに浸る。白い巨人を見ながら昔子供(中学生くらいかな)の頃読んだある本(下の写真の3冊)を思い出した(当時、SF小説が大好きで、ベルヌの小説も一生懸命読んでいた。海底2万海里ーネモ船長に憧れたーとか地底世界探検とか・・・)。デニケンという人が、ナスカの地上絵やマヤの宇宙船を操縦する人、ここの白い巨人等を宇宙人の来訪の証拠として一時期ブームになった本だ。私もこのときはこれがたいへん気に入っていた(今読むとだいぶ無理のある論調だが・・・)。ほんと彼の本で宇宙人を信じました。今も宇宙人はいると疑ってませんが(当時とは別の理由:我々地球だけが特別でない、という理由です。偶然が大きく影響しているとは思うけど、どこかにいて連絡ができないだけ)。とにかく、子供の頃からのあこがれの場所にほんとうにきたんだという気持ちでいっぱい!。あまり自分の記念写真を撮らない(自分の影を訪問の証拠がわりに撮っている)がここだけは別!。




白い巨人
gallery 壁画 67
 
   
デニケンとその著書、当時(1970年頃?だったかな)、これに乗せられた?人も多いのでは?




キリン等
gallery
壁画 68, 69, 70, 71
 白い巨人の壁画の周りも壁画でいっぱいだ。新たに、模様も描かれたキリンの壁画等も現れてくる。お辞儀したところとか、正体不明の絵も多い。旅行記のアップが一段落したら少し落ち着いてみてみないと・・・

 壁画だけでなく、周りの風景も異世界を歩いているようでこちらも楽しい!。目をリフレッシュさせるには事欠かない!。

枯れたような木が一本
地下水があるんだ
ここは川の跡らしい

やはり奇岩の柱が目につく
景色は見ていて飽きない

ナウい?女性の挿絵等
gallery 壁画 72, 73, 74

 別のところでは、これまでになかったタッチ?の壁画も。なんだか、現代の女の子が軽く挿絵タッチで描いたような女性の絵も!。まだまだ、驚きは続くようだ。

 この辺りも壁画の密集地帯だ。ある壁画では、家畜と一緒に犬が描かれている。古い友達ですね。

 岩の林の日陰の中を歩くかと思えば、たまに、広い空間にでる。そこは細かい砂がたまっている砂の吹きだまりのような場所だ。ひろいところはサッカー場ぐらいのところもある。そこで、ガイドよりゲームの提案!。我々に壁画を探せというのだ!。どうやら、簡単に見つかる場所ではないようだ。広さはサッカー場ぐらいだが、10分もしないうちに誰かが見つけてしまった。確かに、洞(それも人の上半身がやっとはいるくらいの大きさ)の中の天井に
妊婦の絵が描かれている!。我々があっさり見つけてしまいちょっとガイドさんもがっかりだったようだ。

狭い岩の林かと思えば
砂の広場もある

宝の壁画?探しのゲーム
我々が探しまわっている間
ガイドさんはまったり休憩

壁画の宝探しで
見つけたのは
洞の天井に描かれた
妊婦の絵
gallery
壁画 75, 76, 77, 78

天に向かって生える?岩の数々

 ちょっとした休憩をはさんでまた出発。表面がはがれかけた壁画、アンテロープ、飾りを付けた人、ちょっと面白い人(人には違いないが、中には変な突起物を持った人も)、どうひねっても何が描かれているか分からない絵もある。そして、初めてが出てきた!。全く、小さな絵だがちゃんとそれと分かるくらい特徴がしっかり描かれている。私に描けるか?、こう単純で分かりやすくはできないだろうな!。

丸顔の人や初見参の

gallery
壁画 79, 80, 81, 82

初めての猿

 もう本日の終わりがせまっている。足取りも少し重い。さすがに柔らかい砂地と固い岩場の上を交互に歩くと疲れがたまる。足がつらないか心配だ!。水は何度も口に含んで補給する。以前、ペトラで暑い中調子に乗って歩き回って、丘に登ったところで足がつってしまった事を思い出す。あのときは水分補給を怠っていた。同じ鉄は踏むまい。

 壁画はまだ目新しいものを見せてくれる。大きな群れの牛の放牧シーンなど。でも、少し驚きが小さくなっている。やはり足取りが重いせいだろう。たまに、岩の間から地平線がはるかに見える。向こう側はリビアだ。しかし、ここ砂漠の中では、同じような、ほんとうは同じ風景は1つとしてない、また、すぐにかわってしまうのだが、国境などという線が意味をなしていない。実際、国境線は地図上でまっすぐに引かれているだけだ。そんなことをたまに思いめぐらしながらひたすら、そしてもうほとんど機械的に歩いていた。

初めて大きな放牧の絵等
gallery
壁画 83, 84, 85, 86

岩の柱の隙間の向こうに見える
地平線はリビア

 岩と砂を少しうらめしそうに見ながら(ほかに見えるのはガイドの後ろ姿ぐらい)進む。ひさびさに緑に出会う。たった1本だ。回りに草もあるが枯れているような状態だ(たぶん、かれてはいないのだろうけど)。少し、ほっとする瞬間だ。

 そして、本日最後の壁画の前に立つ。また同じかな、などと思いながら近づくと、はっとした。おっ、また新たな刺激を呼び起こす壁画が!現れたのだ。にしても奇妙な絵っだが疲れかけた想像力を呼び起こすには十分だった。



岩と岩の間だけでなく、
たまに登りもある



なんだかここで初めて
青々とした植物を見た



白セファール最後の壁画
ここも興味を
そそる絵が・・・
gallery 壁画 87



お祭りの綱引き?



キャンプに戻ると
早速ティータイム
砂糖たっぷりの
紅茶がやたらうまい!
 夕刻、長い一日が終わった。ほんと、よく歩いたものだ。戻ると、まずはシートをひいて紅茶とスナックで軽く力を付ける。というよりくたくたの体をちょっとだけいたわる程度だ。紅茶をたくさんおかわりする。夕食まではまだ時間がある。少し仮眠するか。

 夕食はスープに野菜の煮込みなど。仕切る鍋奉行はやはりラルミサン。さすがに一休みしたらもう空腹しか出てこなかった。遠慮なくおかわりをする。フルーツ缶詰のデザートもうれしいかぎりだ。最後は、トアレグ茶(入れ方は右の動画を!。泡を立てるのが作法ですよ)。

 満腹したらもう眠くなった。明日は、少し遠出となる。でも、なんとかきれいな星空をみたい。早く寝て日が昇る前に起きよう、と決心しテントに潜った。

セファールの夕食
gallery & movie


6日目(5/3)、セファールの朝
 朝、テントから顔を出すとすでに青空が!。やっぱり爆睡してしまった。慌てて日の出だけでもと飛び出す。やっぱり朝日はいい気持ちだ。ついでにトイレをすませ、少し、暗い谷間を散歩する。近くの広場にはセファールの文字絵があった。残念ながら、グーグルではちょっと見れない大きさだ。

 キャンプに帰るともう朝食の準備ができていた。今日も晴天!。しかし、歩く距離はまたかなりあるようだ。もうこの場所にはもどらず別の場所にキャンプ地も移す。ロバ隊が先に新キャンプ地に向かう。我々は午前中壁画を見た後、新キャンプ地に向かう。午後は、そこからまた別の、そして、最後のメインイベントに向かう予定だ。


セファールの日の出
gallery


散歩から帰ると
朝食の準備ができていた
貴重な配給の水も!


いつもの簡単な
メニューの朝食


さあ、出発準備!
午後、キャンプの場所を
変えるため全部引き払う

6日目(5/3)、イントゥハミへ
 出発して、しばらくするともう遮る物が無い石砂漠にでる。途中、青空モスクにもよる。黙々と歩いていると、ロバ隊のリーダーが追いついてきた。どうやら、ロバが一頭逃げたらしい。しかし、この広い砂漠の中、よく、どこに行ったか分かるものだ。足跡をたどるにしても砂というより小石が敷き詰めてあるところで分かりにくい!。しかし、そうこうしているうちにもう見つけてしまった。いつものことで行く場所も同じかもしれないが・・・。どうも、問題児ならぬ問題ロバらしい。そういえば、初めてタッシリナジェールの大地に初めて登り最初の壁画に行く途中で数頭のロバの群れを見た。先行したロバ隊が放したロバだったがけっこう遠くまで来ていたので驚いたものだった。また、ここに来て車から降りてロバ隊と合流したとき、何頭かのロバの前足が縛ってあった。一応、ちゃんと立って動ける程度だが、横着なやつが2頭ほどいるらしい。



イントゥハミへ
gallery
 横着ロバとご対面中(どうやって捕まえるのか?)のロバ隊リーダーを残し、我々は壁画を目指した。しばらくして、また、岩の林の中に入る。すぐに壁画の前に立つ。ここは、また、キリン、ジャガー、首飾り、ティファナグ文字など時代が少し新しい。しかし、完全な砂漠でなく草原があった時代だ。

 途中、だれかがキャンプしたらしい後を発見!。たぶんトアレグ族の人だろう。旅行者はちゃんと指定された場所でキャンプすることになっている(それしか手段が無いのだが)。

イントゥハミ キリン

イントゥハミ 壁画
gallery 88, 89, 90

ここでキャンプしたらしい

 毎回、かならず少し雰囲気の違う壁画がちゃんと描かれているのは関心?だ。古代人もいろいろ工夫しているようだ。ちょっと凝った書き方の家(ちゃんと人が家の中に描かれている)、ライオン狩りのシーンなど。しかし、どうみても手抜きの感じが拭えない壁画もある。時代が新しくなるとむしろお手軽タッチになっている。自然がきびしくなり(砂漠化が進み)、絵心も砂に埋もれてしまったのだろうか?。見えるのが砂や岩の砂漠ではそうなってしまうのかもしれない!。

 壁画の側の船?影で休憩。この岩も真正面から見るときわどいところで立っている。思わず、押してみたくなる。

イントゥハミ 壁画
gallery 91, 92, 93, 94

船?の日陰で休憩!

 休憩場所の壁画は、まだ、壁に沿って並んでいた。騎馬の絵など馬のたてがみが描かれた絵等また雰囲気の違う絵があったり、かなり抽象化した、おそらく砂漠化が進んで絵心も砂漠のようになった、絵がある。壁画を過ぎると、また、ロックフォレストの間をまだ見ぬ壁画を目指してさらに進む。

イントゥハミ 壁画
gallery 95, 96, 97

壁画の林を抜けると・・・

 ひさびさにティファナグ文字に出会う。しかし、同じ壁画の他の絵と比べ鮮明さが違うので関連はなさそうだ。描いた人のなにかのメッセージではないようだ。

 また、別の壁が出た新たに大きな家らしき絵も現れる。狩りのシーンで犬を使った壁画も姿を現す。いよいよ訪れた壁画も100を超える。ガイドのバルカさん、よく覚えている。少し前までここで生活していたのだから庭のようなものだろう。

イントゥハミ 壁画
gallery
98, 99, 100, 101

イントゥハミ 壁画
gallery
102, 103, 104, 105, 106

狩り、逃げる動物、追う犬

丸い岩も多い

 初めて戦いの壁画が出てきた。槍や弓だけなら、狩りのシーンかもしれないが、盾がはっきり描かれていた。盾はあきらかに槍を防ぐためのものだ。部族間の争い、水?、だろう。これが壁画に出てきたという事は、争いが多くなった、つまり、それは砂漠化が進み、水や獲物の取合いが始まったことなのだろうか・・・

 9時頃にはもう次のキャンプ地に向かう。川の跡(ワジというらしい)らしきを渡り、ロックフォレストを横目に砂砂漠(枯れたような草は結構ある)や岩畳の上を歩く。日が昇るとさすがに暑い(熱い!)。日陰を見つけては休みながら進む。広い場所に出た時、左遠目に見た事のある大きな岩山を見つけた。もう、タムリットに近い。


イントゥハミ 戦いの壁画
gallery 107, 108

タムリットへ gallery

タムリットキャンプ場
 12時頃、やっとキャンプ場につく。タムリット最初のキャンプ地とは別の場所だ。最後のハイライトの壁画に少しでも近いところを選んだらしい。大きな岩に挟まれた谷のようなところテントがすでに設営済みだった。先にきていたロバ隊の人たちがやってくれていた。ここは、谷の入り口のような感じで、入り口付近(右上写真では左側)ほど風の影響が強そうだ。くじ引きでテントを決めた。

 いつものようにお菓子と紅茶でまずは一服。テントの反対側の岩壁にちょうどいい窪みがありそこでシートを広げて休む。すぐに昼食となる。食べるのが先なって写真を撮るのを忘れるほど空腹だった。

 なんと、ここには猫が数匹住み着いていた?。ガイドのアリさんの飼い猫だとか。旅行者も数グループが常にいるようで食べ物にも困らないのだろう。探せばトカゲもいるし。

 さあ、午後は最後のメインイベントが待っている。ゆっくりテントで休むことにしよう。


登山で使うアルファー米
実は試すのは私は
初めてだったが
結構おいしかった
昼食は、アルファー米のおにぎりとサラダ
すぐに完売となった
餌のおねだりに来た猫
日本にもいるような
普通?の猫


6日目(5/3)、タン・ズマイタクへ
 15時、最後のメインイベントの壁画に向けて出発する。道は砂地だったり岩場だったり、少し手を使わないと登りにくいところもあったり、だだっ広い岩場や狭い道を上り下りしながら50分ほど歩く。雲は申し訳程度に浮いているだけで炎天下結構きつい。ラルミさんとバルカさんは相変わらずおしゃべりしながらどんどん先に進む。隊列も長くなる。午後は、壁画以外にグレートキャニオンと糸杉の谷にもよる。あまり急がず後に疲れを残さないようにゆっくり進む。

タン・ズマイタクへ gallery
6日目(5/3)、タン・ズマイタク
 16時少し前、狭い大きな岩の間を下に抜け、左にちょうど休憩にもってこいの岩陰があった。そこが、最後のメインイベントの壁画だった。木陰で休みながらじっくり観賞できる。いいところに描いたのだ。というより、ここで生活していたのだろう。絵は非常にクリアだ。壁一面に描かれている。有名なのが、
風船を手に持った女性、だが、確かに風船のようだがどうみても何か食料など入れた袋だろう。どうして風船と言ったのか?。
 皆、思い思いに動き回ったり(たぶん、私が一番うろうろ)刷り込んだりして見ている。ふと端に目をやると、またまたラルミさん、定位置らしいところに座ってポーズを決めている。これもちゃんとカメラに収めておこう!。

タン・ズマイタク
風船を手に持った女性
gallery & movie 109

体に模様を施した男女と子供

風船を手に持った女性

 休息も十分とり、さらに進む。もう壁画は十分かな、などと思い始めているのは私だけではないだろう。しかし、それに取って代わって周りの景色もなかなか見飽きない。辺りを見回しながら進むとガイドのバルカさんはまた壁画のある窪みへと我々を連れて行く。キャニオンはまだだろうか・・・。それでも壁画はちゃんとチェックする。すると、また、ちょっと面白い絵があったりする。

タンズマイタク 壁画
gallery 110, 111

次の壁画へと岩場を進む

6日目(5/3)、グレートキャニオン
 20〜30分ほど歩く。途中、ドームのような岩を見つけた。近くに寄りたかったが結構高いところにある。ガイドたちは先を急ぐようなのでついて行くしかない。少し登ったところからテラスのような場所が見えてきた。そこを降りるとグレートキャニオンの自然の展望台になっていた。
 おそるおそる際まで近づく。覗き込むのがちょっと怖い。足場が全く自然の岩なのでもしかしたら崩れるのではと不安が頭をかすめる。少し覗いてのけぞる。深さは200mぐらいだろうか?(降りて登りなら1時間あればなんとかなるが・・・)。試しに石を落としてみる。落ちて行くのが長く感じる。アメリカの物よりは規模は小さいようだ。しばし写真など取ったあと、左に谷沿いを先に進む。道幅は狭い!、足場も悪い、手をつき、手を取り合って進む。一旦登りきったところでキャニオンを振り返った。


キャニオンに向かう道にて


グレートキャニオン gallery

6日目(5/3)、糸杉の谷
 また、同じような荒れ地を進む。これが最後の難関というべき岩場を超える。手助けがないと渡れないような岩の割れ目もある。目の前には、もう糸杉と谷が見えていた。

 谷に降りてまずは最初に見えた大きな木下で休憩。少し先には、数本の糸杉が立ち並んでいる。周りの岩の木?との対比が面白い!。ここは川が流れていた、というより、今も雨期には水が流れているようだ。谷の真ん中にはまた小さな水路の後があるからだ。もちろん、今は砂が流れているだけだが。しばし、ここでひさびさの緑を味わう。もうタムリットのキャンプ地に向かう時間だ。途中、最後の壁画を見る。ここも少しかわった絵がある。が、さっさと見て先を急いだ。急いでいる訳でもないが、もう疲れて休みたい気持ちが強いだけだ。ここからは少しだが木がある谷の中を進む。すると、ひさびさに我々以外の人の声!。植物調査に来ていた研究者の一団だ。もちろん、その中のガイドはこちらのガイドとも顔見知りでここで少し雑談休憩となった。もうタムリットのキャンプ地は近いらしい。少し日が傾きかけているが別に慌てている様子もない。


糸杉の谷と壁画
gallery 112

6日目(5/3)、タムリットの最後の夕食
 今日の夕食は、準備が少しかかった。焼きパン、テグラというトアレグパンらしい、が2種類?、と思いきやそれを細かくちぎってスープの具にして食べるのだ。焼きパンはコックさんでなく、ロバ隊が炭火をおこして作っていた。食事の最後は、トアレグティー、そして、また、即席の太鼓で音楽となる。

    
   

風が強い。風の音を子守唄にしてタッシリナジェールの最後の夜を過ごした。


タッシリナジェール
最後の晩餐  gallery


7日目(5/4)、タムリット最後の朝
 6時頃起床だが自分は少し早めに起きだした。朝焼けを写真に取りたかったためだが少し期待はずれ。いつもの朝食を済ませる。いよいよ猫クン(3匹いた)ともお分けれだ。今日は少し薄曇り。炎天下を歩かずに済みそうだ!。





 7時頃、出発。途中、またロバ隊の隊長さんが岩の大地にたたずんでいる。また逃げたロバがいるらしい。でも、隊長さん、なかなか雰囲気出てましたよ!。

 来た時とは違う道を進む。1時間で見覚えのある、三途の川らのようなケルンの場所に到着した。いよいよタッシリナジェエールの大地に別れを告げ、谷を下る。ここでロバ隊の隊長さんと合流。ロバ隊はロバの道をいくそうだ。脱走ロバは見つかったのだろうか!?。谷の中の帰りは行きとは違い転げ落ちないように注意して進む。たまにガイドさんの奇声や詩?が入る。小雨も降り出した。何度か休憩をはさみながら11時頃最後の下りのところに到着。ここでロバ隊と合流。後は最後の下りを行くのみ!。

gallery

ご苦労様、ロバ君たち

帰りも4輪駆で
タッシリナジェールからの帰還!?

 降りている途中は下に迎えが来ていなかったが、降りた頃に4輪駆動が集まってきた。村の長老さんも来ていた。ここで昼食をすませ、特に、ロバ隊のみなさんには靴の修理のお礼として気持ちばかりのお金を手渡した。私以外にもう一人いたので2人分を隊長さんに渡した。ロバ隊とはここでお別れだ。ガイドさん共々で記念写真を撮る。13時頃にはジャネットに向けて出発した。とうとう終わってしまった!。




最後の昼食
ガイドとロバ隊一同!

7日目(5/4)、再びジャネット
 14時にはテネレロッジに到着した。2時間ほど部屋で休憩。ひさびさのシャワーはうれしい。

 16時から再び4輪でジャネット市内、スーク、アリさん宅を回った。ジャネット市内は割ときれいな町だった。白い建物が並び、地中海沿岸にあるアラブの町に近い!。オープンテラスのカフェもあって結構繁盛しているようだ。


テネレロッジに
帰ってきた!


ジャネット市内とスーク
gallery


スーク!?、
難民キャンプにしか
見えない


中なちゃんと店が並ぶ
 少し市内を歩く。ビールを探したがやっぱり売っていない。テネレロッジにはないのであきらめずに市内のホテルに聞いてみるがやはりだめだった。ビールをあきらめて、スークに向かう。市内より歩いて10分程度のところだ。遠目には箱形の布のテント?が密集したようなところだ。中に入ると迷路のように店がひしめき合っていた。中で思い思いの買い物をする。私は、砂漠のバラを見つけ速攻で買った(ここであったが100年目!)。ジャネットで買えるとは思わなかった(しかし、後で空港の土産物屋でもちゃんとあったのだが)。2時間ほど歩いて回る。
 帰りに実なった木(名前が失念、確かアダムの木?)が道に並んでいた。毒があるそうでさわるとかぶれるとの事。要注意だ。というのも実がなっていると取ってみたくなるのが人だ。気をつけよう!。最後にアリさん宅に寄る。4部屋あり、お祈りの部屋、台所、韓国製の一体型コンポとテレビのあるリビングなど、結構いいくらしだ。我々の宿のすぐ近くだった。


アリさん宅前
 20時頃、夕食。まあまあだったかな。そうめんは特にうれしかった。やはり日本人だな。壁にはヤモリが徘徊していたのがなんとなく秘境の宿の雰囲気?を感じさせていた。もう後は爆睡しかない!。

米のスープ

野菜の炒め物

ジャガイモの炒め物

鳥料理

壁にはヤモリ


8日目(5/5)、ジャネットからイリジ、アルジェまで
 朝、6時頃出発!、と思いきや予定の4輪の1台が故障とかで台車を手配中との事。大丈夫か?。とりあえず少し遅れて3台に分乗して出発。イリジまでは約400Kmぐらい。途中、少し回り道をするようだ。回り道とは幹線道路を少し外れるらしい。途中の大きな町(バルジェ・エル・ハワースという町)を通過すると検問にやたら時間がかかるからだとか。


ジャネットからアルジェへ
gallery


途中でランチ休憩
レストランなどはない!


フランスパンに卵焼き等
はさんだ簡単なランチだ


道はまだ工事のところも
あり作業者ともすれ違う
 ひたすら舗装道路を走ったかと思うと、途中からやはり少しはずれたダートっぽい道を進む。ずっと平坦な砂漠化と思ったが、途中、峠も越える。たまに道路脇では工事の人や車両も見かける。すれ違う車はまばらだ。なかには道路から離れたところで土堀をしている人もいた。砂漠のバラでも掘っているのだろうか?。

 12時頃イリジを通過。途中、ランチの場所を探したが結局、道ばたの炎天下で立ち食いとなってしまった。14時にはイリジの空港、タハメルト空港に到着。まだ誰もいない、駐車場も1台も車がない。便の時簡易ならないと誰も来ないのだ。アリさんの顔で空港の係の人に頼んで中に入れてもらった。小さな空港で、この中ならエアコンが効いていてランチに最適だったかも!。時間になると人が集まってきた。ここでアリさんとお別れだ。ほんとご苦労様でした。運がよかったのか途中パンクとかトラブル無しでした。

 16時30分、予定通り離陸。座席は自由席だ。窓から砂漠の景色を楽しめる。18時ごろワルグラに寄る。1時間ほど機内待機。飛び立つとき湖?が見えた。なにか生き物がいる雰囲気がしない湖だった。

 19時半にアルジェに到着。空港で迎えのバスを待つ間、雷が鳴り響く。雨に降られる前になんとか向かえと合流。20時半ホテル(アドギール)に到着。テロの影響で町より少し外れたホテルだ。21時頃に夕食。しかし、レストラン入り口のテーブルとは日本人もなめられたものだ。がらがらなのに中の方に座らせてくれないのだ。食事は普通だったが、ホテルの対応は今ひとつ。ほんとうは夜景も見たかったが治安の心配もあり夜の出歩きはやめにした。

アルジェリア風サラダ?

肉料理


9日目(5/6)、アルジェから帰国
 朝早くホテル前を散歩した。通りは比較的きれいだ。海岸はゴミがありちょっと雰囲気が台無しだ。朝早くだが店も開いていた。ちょうどホテル目の前が小学校らしく子供が投稿してくるところだった。一通り歩いた後、ホテルの屋上に上がった。アルジェ市内とカスバが一望できる。

 9時頃空港に向かう。15分で到着。空港内で土産物を物色する。なんと、砂漠のバラが売っていた。こちらはちゃんと置物らしく下に大座付きだ。ただ値段は大きさが同じもので判断するとジャネットで買ったものと同じだった。ここで一回り小さいサイズの物を買った。200ディナール(約320円程度)。


アルジェ市内  gallery


ホテル アドギール
今ひとつだな


部屋はまあまあ

 10時頃、外がスコールになっていた。ちょっと地中海のイメージとは違う。だが、すぐに止んでいた。今回は傘なるものは一応持っていたが荷物の奥にしまい込んでいた。市内等でぶらい歩く時はこの時期だといつでも出せるように持っていた方がいいらしい。GPSはちゃんと返してもらいましたが、お役人手続きであちこち行った後やっとご対面。まずは一安心!。

 12時半アルジェリアを後にする。ローマまではまた下に海や島を眺めながら時間をつぶす。15時にローマ着。ここで6時間の待ち時間。買い物タイムだが、ただ、歩き回っただけで終わった。


10日目(5/7)、帰国
 成田には夕刻、16時半到着。お疲れさまでした。GPSはほんと活躍できなくて残念でした。今後くる時は、タッシリナジェールの周りにも別の壁画、リビア側とかも、があるのでそこも行ってみたいです。砂漠の中にいる時は、ほんとテロの事など頭から消えてました。地中海沿岸に比べたらまだまだ安全だと思います。


前半
アルジェリア入りー黒セファール
後半
白セファールー帰国

Jump to top